Eternal Mirage(26)

「ベアドールカードって高いなぁ・・・」
 リューディーの口から深いため息が漏れる。
「不死盾作るにしてもまずは盾の過剰だろ。それに金策ができてないんじゃ話しにならん」
 冷たくあしらうセラフィー。まぁ資金繰りが終わってない以上、必要な物とそうでないもの見切らなければ破産してしまう。現にクレイモアのSEや過剰が失敗してるので尚更懐事情が厳しいから言える事ではある。
「お前さんはギルドの狩りで修道院行ったりするから話はわかるが、盾ができるまでは今の装備で耐えてくれよ」
「だよなぁ・・・」
「まぁシル・クスがネイチャ稼いできてる分、今のところ約80Mくらいは調達できそうだが、今は我慢のときさ」
 そういうとセラフィーは胸ポケットからタバコを出し火をつける。
「うちらは防具、女所帯は武器、金かかるなぁ」
 ため息一つついて椅子に座るセラフィーにリューディーがポンと肩を叩く。
「じゃあその資金繰りは任せたから、エルニウム出しにグラストヘイムに行ってくるわ」
「高額カードよろしく」
「だから無茶言うなよ・・・」
 呆れかえって苦笑いするリューディーが外へ出ていく。セラフィーはそれを見送ると同時にタバコの火を消す。
「出るのは金とため息ばかりか・・・」

 一方その頃・・・。

「久しぶりに廃鉱きたのはいいけれど、荷物持ちがいない分つまらないなぁ・・・」
 クリシュナは再びミョルニール廃鉱の奥へときていた。ル・アージュの特化武器のためである。
「それにしても、ルアのためにクレイモアをSEする約束をするなんて・・・、セラフィーも甘いわ」
 愚痴を言ったクリシュナは、おもわず自嘲気味のため息をついて微笑む。
「姪っ子のためにカード狙ってるんだから、私も人のこといえないか」
 モンク時代に修行と言う名のカード探しをしていたクリシュナにとって、廃鉱はきなれた狩場でもある。しかも、転生前にヴァーシュ、ネリス、フレアと自分用、そして男所帯のグラディウスと中型特化を作りあげた経歴がある。
 しかも後半はネリスを荷物持ちに連れ出し、半日以上坑内に篭り続けた経緯もある。
 ル・アージュは特化武器より属性クレイモアのほうが多いが、特化武器が大型のみ、しかもツーハンドソードであるが、少しでもいい武器を持たせてやりたいというのが本音かもしれない。
 だからと言うわけではないが、クリシュナもかつてカードを出しにきた時代を思いながらひたすら廃鉱の奥で狩りをし続けているのである。

 はたして、いつになればル・アージュ用の中型特化ができることやら・・・。
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  by lywdee | 2009-06-23 16:44 | Eternal Mirage | Comments(0)

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